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攻めの内部統制 形骸化を防ぐための方法と仕組み 株式会社ドリーム・アーツ マーケティング部 部長 桑原 寛

内部統制を成功させるには、形骸化を防ぎ、改善を継続していく仕組みが重要です。セミナーの後半では、内部統制のあるべき姿から、攻めの内部統制を進める方法とその仕組みについて、株式会社ドリーム・アーツ マーケティング部 部長 桑原 寛 より講演を行いました。

内部統制の強化は、企業の戦略的な優位性の確保が本来の目的

内部統制の取り組みの中で、J-SOX対応は当面の課題ですが、本来目指すべき目的は、経営力を高め、企業価値を高め、企業の戦略的な優位性を確保することです。その目的を達成するためには、内部統制の取り組みを経営戦略とも整合させ、かつ一時的ではなく、継続的させるための仕組みを整備することが重要です。

ある内部統制担当者へのアンケート調査によると、7割以上の方が、内部統制は業務を非効率にすると感じており、さらに約8割の方が、活動が形骸化する危険を感じています。また、IT戦略と経営戦略の整合性についても、実に半数以上が、IT戦略が「無い」、もしくは経営戦略のあいだに「整合性が無い」と回答しています。このアンケート結果から、多くの企業がJ-SOXの対応にのみ追われ、内部統制の本来の目的である企業価値の向上どころか、内部統制への取り組み自体に疑問を感じていることが読み取れます。

活動を形骸化させないために、改善を継続していく仕組み作りが重要

桑原は、多くの企業がこのような危機的な状況に陥っている要因として、戦略に沿ったIT統制が出来ていない企業では、経営と現場の間のコミュニケーションが断絶し、せっかく作り上げた内部統制の仕組みを、継続運用していくことが難しい点を指摘します。市場ニーズの多様化、競争のグローバル化などにより、以前に増して、経営環境の変化が速く、かつ大きくなっている現在の状況下において、従来のようなピラミッド型の複雑な組織構造では対応することが困難になってきています。「市場の変化にスピーディーかつ柔軟に対応するためには、よりシンプルに、経営と現場を2元化し、自律した現場と、現場の情報を活かしている経営が、それぞれで改善活動を繰り返し、相互にコミュニケーションを取ることができる環境が理想です」と桑原。そのためには、現状や課題を「見える化」するなど、改善を継続していく仕組み作りにITを上手く活用することが重要と説明します。

攻めの内部統制を実現するビジネス・コックピット

続いて、株式会社ドリーム・アーツ マーケティング部 栗木 楽より、企業情報ポータル(EIP)型グループウェア INSUITE®Enterpriseと、協業支援型Webデータベース ひびき®Sm@rtDBのデモンストレーションを行いました。

現場と経営が、それぞれ自律する環境を実現するためには、必要な情報を見える化し、一元管理し、最適化するポータルが最も重要な役割を担います。全社員がポータルを通じて情報とコミュニケーションを共有することで、現場が日々の活動から感じているお客様のニーズや市場の動向などの情報をリアルタイムで吸い上げ経営に活かすことでき、環境変化に素早く対応した経営戦略を実施することができます。

栗木は、攻めの内部統制を実現する仕組みとして、飛行機のコックピットや車のインパネのように、必要な情報が必要なときに見えるコックピットの状態が重要であると説明し、社員一人一人にビジネス・コックピットを実現するドリーム・アーツのソリューションの特長を詳しく紹介し、講演を終えました。